áit áthasach, Ireland

WEBライターが子育てをしながら人生を豊かにする情報をお届け【30代からの資産構築や心の豊かさについて】

ひさびさに帰国して痛感した日本の介護状況

 

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お久しぶりです。Maroonです。

先月末にひさしぶりに日本に帰国しました。

 

家族の手術の立会い、そして身のまわりのお世話。そんな状況なので、当分は日本に住む予定です。

 

このブログも長い間やすませていただきました。今月は一度も更新がないのに2000PVを超え、たびたび訪れてくださった方々には感謝とお詫びの気持ちでいっぱいです。

 

さて、今回介護をして気付いたことがあります。

 

「国を選ばず、どこでも仕事ができるWebライターの仕事をしていて良かった」

ということです。

 

それこそ、家族の介護をしながらでも、手術の待ち時間にでも仕事ができます。

 

しかし、

 

「会社にお勤めしている人たちは、どうやって家族の介護をしているのだろう?」

 

ふと気になり、まわりを見渡してみました。

 

 

①病院勤めで家でも介護する40代の独身女性

 

わたしの知り合いに、病院つとめで、朝から晩まで働いていて、家に帰ってきてからも介護をしなくてはならな人がいるのです。

 

夜はいつも大体8時過ぎに帰宅します。その間、ヘルパーさんは来ておらず病弱の家族が一人で家で待機しているとのことでした。

 

「大変ですね?」と聞くと、その人は

「わたしは、まったく苦にならないタイプなの」と言いました。

 

介護といっても、軽度の介護なので、その人が働いているあいだは本人が自分でご飯を食べたり、トイレに行く事はできるそうです。

 

もし何かがあれば、すぐ職場に連絡がきて、駆けつける態勢は整っているとのことでした。しかし、心配だろうと思います。

 

 

②アナウンサーの仕事をしながら介護を10年以上続けた女性

 

以前ある記事で、有名なアナウンサーが10年以上仕事と介護生活を両立してきたことを知りました。

 

アナウンサーは睡眠時間がとりにくく、生活のリズムが崩れがちなお仕事です。

そのうえ家に帰ってからは介護となると、どうやって生活のバランスを整えているのか、もう未知の世界です。

 

その記事によると、職場の人たちにお願いして、ある程度はスケジュール調整してもらっているというようなことが書かれてありました。

 

こういう、ちょっとした周りの心遣いひとつで、この方がどれだけ救われているか、と想像します。

 

 

③自営業をつづけながら、親戚の女性の後継人もしている80代の女性

 

最近、80歳を超える知り合いの女性が、90歳を超える親戚の介護をしているという現実も目の当たりにしました。

 

幸い、その親戚の方は老人ホームに入っているので、たまに面会にいったり、お金や書類を届けるといったことで済んでいるそうです。

それでもこの暑さの厳しい日に外に所用で出かける姿は、見ていて気の毒です。

 

この女性は営業こそ息子さんに任せていますが、会計、税金の申告、クライアントさんとの打ち合わせなどはいまだに、自分で行っています。

 

「もう介護を受ける立場の人が、介護をしているって変な話だよね」と言うと、

「そうだよね。」と苦笑いしておられました。

 

こういった人生の先輩をみていて、「心強い」と感じる一方で、アイルランドと比べると日本の介護状況はだいぶ大変だな、と感じています。

 

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アイルランドは、日本ほど寿命が長くないせいか、日本のような高齢化社会の問題に直面しなくて済んでいるという事実があります。

 

しかしそんなアイルランドでも、医療の発達とともに高齢の方は増えてきており、国の負担が毎年ふえてきています。

 

それにもかかわらず、アイルランド政府は、低所得者年金生活者の医療負担をゼロにして全額支払っています。また、ヘルスケアにもそれなりのサポートをしています。

 

たとえば、要介護者が家族や親戚にいる時に、その家族の一員が仕事をやめて介護をする場合、(たとえば、専業主婦が子育てと介護を同時に行う場合も介護をする側の人の生活費を国側が負担するというシステムが、アイルランドにはあります。

 

支払われる額は低所得者と同じ水準ですが、それでも1ヶ月生活するには十分な9~10万円程度。その他に住宅補償ももらえます。

 

人口が少ない国だからこそできることなのかもしれません。

 

リーマンショック以降多額の借金を抱えて、破綻した国家が、国民に対してこれほど手厚く保障をするというのは日本では考えられません。

 

逆に言えば、人権保護に厳しいEUの国では、これぐらいの保障がなければ、介護生活は「人間が最低限の尊厳をもって生活していくには難しいですよ。」ということなのでしょう。

 

ちなみに、軽度の介護では、保障は下りなかったはずですが、その場合は、ヘルパーさんを雇うのが一般的です。ヘルパーさんを雇う場合の保障は基本的にはありません。

 

軽度の介護の場合は、日本とさほど変わりない状況ですが、今後何かしらのサポートがあると助かるな、というのが正直な気持ちです。

 

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  •  わたしの父は、癌を持っていた母を介護するために、朝から晩までどこにも行かず、常に母に付き添っていました。お風呂もお手洗いもすべて、母が亡くなるその日まで、父が面倒を見ていました。(お風呂は外部のサポートを母が嫌ったので。)

 

  • 2年間の介護のストレスが原因したのか、最近父も胃癌になってしまいました。わたしも自分の癌治療と娘がまだ小さかったため、なかなか帰国できず。ほかに兄弟もいないので、こういった場合、ヘルパーさんがいると助かるのですが、人手も足りておらず、高額のためお願いすることができませんでした。

 

「家族愛」とはいえ、ここまで体力と心をすり減らして介護することの意味と、そのしわ寄せがどのように人の人生に影響を与えるのかを間近で見て、深く考えさせられました。

 

今後、少しでもサポートがでて、ヘルパーさんにお願いしやすくなる状況になることを願いますが、どうなることやら。

 

この記事を最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。